2010年 09月 06日

あとがき

―― 著者の「個人的現実」より ――
 私は四十代後半のオジサンです。2000年代初めまで十数年ドイツに住んでいました(現在は日本です)。セスを知ったのは80年代の終わり頃、友人が貸してくれたシャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」(ドイツ語タイトルは“Zwischenleben”)がきっかけです。マクレーンがどんな本を読んだのか興味があって書店に行き、「セスは語る」を買い、その日から「ハマり」ました。
ドイツ北部、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州にある小さな村“Seth”
ドイツ北部、シュレスヴィヒ・
ホルシュタイン州にある村“Seth”
 90年代の中頃、小さなソフトウェア会社に勤め始めたのですが、私がたまたま持っていたセスのペーパーバック本を見つけて「あら、セスの本読んでるの?」という調子でセスの本を読んだ同僚が次々と見つかった時には正直、驚きました。それも年齢層は二十代から四十代で、ドイツ人だけではなく、イングランドやアイルランドの出身者もいたのです。「ヒット」となった時代からはもう随分歳月が経っているのに、みんな、ごく普通の作家の話をしているような口調でした。また、ドイツでは、ちょっとした本屋なら、ニューエイジのコーナーに必ずセスの本が置いてあります。そんな事情があったため、90年代後半に入っても日本ではセスの本が出ていないと聞いた時には耳を疑ったものです。平成11年(1999年)7月、出張で日本に来た折にふらっと入った書店で、発売されて間もない日本語版「セスは語る」が山積みされているのを見た時には「やっと出たか」という感じでした。
 ちょうど、その一月ほど前、私はエルマイラで行われたSNI(セス ネットワーク・インターナショナル)の集いに非会員として参加し、バッツ氏やESPクラスの(元)生徒達など、セスに直接触れた人々に初めて会ったところでした。これは本当に面白い経験でしたが、あろうことか、この集まりでSNIが解散すると発表されたのです(いや、私が参加したせいではないと思います)。そんなわけで、この年の6月はSNIの解散と入れ違いのタイミングで日本語版「セスは語る」が出来上がり、私から見ると、一つの節目となる月でした。
 このオンライン本とウェブサイトは、そういった諸々の事と関連して、私が90年代からずっと実現したかったことを、様々な国にいる数多くのセス ファンの協力を得て「物質的に創り出した」ものです。込み入った説明を増やさないよう、セス独特の概念に関する話は抑えてあります。本書が何らかのお役に立てば幸いです。
管 理之助
 
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