2009年 01月 06日
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セザンヌの本 2

“セザンヌの本 1”からの続き

 また、ロブと私は、傍(はた)から見たら、きっと奇妙だと思われる活動を家庭での生活スケジュールに組み込んでいます。(それは次のようなものです)週に一度か二度、私達は「席に着き」ます。ロブはカウチに、私は椅子にすわり、間にはコーヒーテーブルがあります。そして(彼が)ノートを何冊か、私がタバコとグラス一杯のビールを用意したところで、私が「セスに変身」するのです。私はセスを自分の「トランス パーソナリティー」と呼ぶのですが、考えてみたら、彼も私のことを同じように呼べるかもしれないことに気がつきました。ともかく、私がトランス状態に入っている間、セスは彼自身の本をロブに向かって口述します。それはもう、おもしろそうに声を揺らしながら、非の打ちどころのない散文で話すのです。しかも、そうして産み出される口述資料の量といったら、私達がそれについていくのがやっとなくらいです。

 セスが三冊目の自著「『知られざる』現実界」を口述している頃、私は、すでに他界した有名人の言葉を自分が語るという構想と向き合うことになりました。椅子にかけ、定例のセッションが始まるのを待っていた時、びっくりするようなことが起こったのです。あまり気持ちのいいものではありません。頭の中に突然、小さな本が見えました。宙に浮いた状態で真ん中あたりから開いています。困ったことに、私には、なぜか、それが今はなき心理学者ウィリアム・ジェームズの書いたものであることがわかっていました。

 (それをロブに伝えたのですが)ロブも私も、とまどってしまいました。霊媒(チャネラー)をしている他の人達は、亡くなった著名な人物とコンタクトがあるとよく言いますが、私はそういった方面のことは避けてきました。それは、私自身の中で、あまりにも多くの疑問を感じたからであり、また、単にそうしたことに対応する準備が私にできていなかったからでもあります。

 それにしても、その本の文面は驚くほど、はっきりと見えました。そこで、今、起こっていることをロブに話したうえで、私は(チャネラーとしてではなく)自分自身の声でその本を読み始め、ロブはそれを書きとめたのでした。その文章(内容)自体はすばらしいもので、私がその頃、執筆中だった著書「心の中の政治」に全文を載せてあります。また、そのすぐ後、ジェームズに続く形で別の文章が出てきたのですが、それも同書に収めました。そちらはカール・ユングと思われる人物のものです。ユングもセザンヌと同じく、すでに亡くなっており、自分を弁護できない立場にありました(例えば「これはユングの文章だ」と言われ、それが事実でなかったとしても反論できないということか)。ロブは眉をひそめながらも口述内容を書きとめ続けます。ユングの場合、本は見えず、ただ、言葉がどんどん出てきました。

キーワード  チャネリング

 
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