ここでは、ロバーツがセスとして話している音声をご紹介します。こうした録音も CD としてNew Awareness Network 社より販売されています。
チャネラーに限らず、普通の人でも、その人のイメージができたあとで初めて生の声を聞くと、ちょっとした驚きや違和感を感じることがあるものです(逆に、電話で声だけ聞いて好感を抱いていた人に実際、会ってみたら、がっかりした、なんて話もありますね)。
ロバーツの声を初めて聞く人の多くは、ちょっとした衝撃を感じることでしょう。テープがおかしいのかと思う方もあるかもしれませんが、べつに再生が速すぎるわけでも、プライバシー保護のために声を変えてあるわけでもありません。
セスの声や話し方が独特であることは、バッツも、たとえば「セスは語る」の冒頭(第1章の始め)で述べています。以下、わたし(マサ)の拙訳でご紹介します。
(トランス状態のジェーンは声がほとんど日常会話のようになる場合もあるが、声の質、声量、話す速度といった要素のどれも、大きく変化することがある。普通は「彼女自身」よりも心持ち低くて太い声だ。「セス」の声は時々、けた外れに大きく、さらに一段とパワフルになる。そんな時は確固とした男性的な響きがあり、背後に途方もないエネルギーがあるのが、はっきりとわかる。もっとも、ふだんのセッションは、いたって静かなものだ。
セスの話し方には、どこのものとも特定しがたい訛(なま)りがある。ロシア訛り、アイルランド訛りだと言う人もいれば、ドイツ、オランダ、イタリア、はたまた、フランスの訛りだと言う人たちもいる。セス自身が一度、ユーモアを交えて語ったところによると、その話し方は実際のところ、彼の生きた数多くの人生を通じた「コスモポリタン(世界市民)的なバックグラウンド」から来ているものだそうだ。ジェーンと僕は、その訛りが単に(どこの国というよりは)個人的なもので、それを聞く人たちの人種的、感情的な背景によって、いろいろと違った反応を引き起こすのだと考えている。)
セスには一般的なアメリカ人の発音とは異なる点がたくさんあります。たとえば、“different” と “difference” のような言葉で最後の子音が “t” なのか “s” なのか、不明瞭になることがあるのも、その一つです。ふだんのロバーツでは、もちろん、そういうことはありません。
ここでご紹介するのは「セス・ガイド」の「4-3 基本は読者自身 1」でご紹介している「自分を過去の犠牲者にしないこと」ですが、このページでは、言葉の配置を原文に少し近づけた訳文をご紹介します。日本語としては不自然ですが、訳を見ながら聞く場合は、こちらの方が抵抗が少ないかもしれません。
大事なのは、君達がここで悟ることだ。自分が説明のつかないもののなすがままになっているわけではないということを。自分では全くどうしようもない出来事に弄(もてあそ)ばれているわけではないということを。そうした出来事が、君達の表現で言う心理的なものであろうと物理的なものであろうとだ。
前にも言ったように、次のいずれにも大した違いはない。君達が、今の生活は自分の幼少期の出来事によって引き起こされたと信じようが、それと同じくらい自分ではどうすることもできないと感じている前世が原因だと考えようが。君達に起こる出来事、君達の人生、君達の体験は君達の現在の観念によって引き起こされている。観念を変えれば君達の人生も変わるのだ。
以下、再生セクションの下にある「セスとして語るロバーツの声」をクリックすると、音声が再生されます(機器や接続状況などによっては適切に再生できないことがあります)。また、録音自体は(若干、補正してありますが)アマチュアによる古いものであるため、音質はよくありません。ご了承ください。