ロバーツの口述記録は未出版のものも含め、音源や手紙など他の資料と共にイェール大学図書館(the Sterling Library)に所蔵されています。こうしたジャンルでは唯一の所蔵資料だそうですが、同図書館の中では閲覧に訪れる人の数が最も多い部類に入るそうです。資料目録はWeb 上でも閲覧できます。
イェール大学はアメリカンフットボールで有名なアイビーリーグに属する歴史ある名門校で、ジョージ・W・ブッシュ元大統領とその父のブッシュ元大統領、クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン元国務長官をはじめ、アメリカの政治、経済を担う人物を多数輩出しています。また、ウィキペディアを見ると、ポール・ニューマン、メリル・ストリープ、ジョディ・フォスターなどのスターや、日本人も含めた意外な有名人が出身者として名を連ねています。
セス研究家ディルマンさん
メアリー・ディルマン(Mary Dillman)さんは、セスファンにとって、ある意味、夢のような生活をしている人です。彼女はセス資料を研究するために仕事を辞め、イェール大学の近くに引っ越し、もう 20 年以上もセスの研究をしています。大学図書館に収められた膨大な数に及ぶバッツ夫妻の手紙、日記、セッション記録を整理、タイプ、デジタル化する作業は基本、ディルマンさんの貢献によるとのこと。また、将来の研究者やセス読者の役に立てようと、ESP クラスに参加していた人たち、バッツ夫妻と面識があった人たちを訪ねてインタビューするなど、できるだけの情報を集めて整理する活動も精力的に続けていらっしゃいます。
ディルマンさんの Web サイトでは、セスファンにとって貴重な情報、おもしろい情報が入手できるほか、バッツ夫妻のインタビューを文字に起こした原稿や録音ファイルを購入したり、ディルマンさんの活動を支援するために寄付をしたりすることもできます。