Seth Network Japan
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テレビと映画

夢の中のドラマ

精神の本質。その人間的表現
セッション 756

マサ 訳

 ルバートとジョーゼフは夕食のとき、よく(おどけた言い方で)昔の「スタートレック」(邦題「宇宙大作戦」)の再放送を観る。リビングルームのカウチに、なかなか居心地よくすわり、コーヒーテーブルの上に食事を置いて、君達の社会では、どこにでもある、ほのぼのとした、家庭的な日用品に囲まれた中でだ。

 こうしてゆったりと腰を落ち着けた状態で(前に身をかがめて微笑みながら)二人が観るドラマはと言えば、惑星が爆発したり、別世界の知的生命達が、善良な宇宙船エンタープライズの果敢なキャプテンや怖れを知らぬスポック達に、立ち向かってこようとしたり、助けの手を差し伸べようとしたりするものだ。しかし、こうした話のどれ一つとして、我々の友達、ルバートとジョーゼフを脅(おびや)かすようなことはない。彼らは自分達のコーヒーを飲んでデザートを食べている。

テレビ局で - 3

 わたしがトランスに入っている間、実際、何が起こったのでしょう?ジャックとソーニャは番組のあとで少しおしゃべりしたとき、(放送された)セッションの一部を説明してくれました。そして次の番組へと大急ぎで移動している最中、ロブからも追加の情報を得られました(それをまとめると次のようになります)

 まず、いつものようにわたしは顔の表情が大きく変わり、男性のような太い声で話し始めたそうです。身ぶりや手ぶりは、わたしではなくセスの特徴を示すものに変わりました。セスはカメラに顔を向け、視聴者たちに向かって直接、おそらく 10 分くらい話したとのことです。驚いていたソーニャとジャックも、そのころには気をとりなおし、ジャックは転生について話してくれないかとセスに尋ねました。

テレビ局で - 2

 まさにその時、「大丈夫だ」という感覚、そして誠意と信頼をとてつもないほど感じました。ことば以前のレベルで、わたしにはセスが正しいとわかりました。「今こそがその時」だということです。わたしは心から(セスの意向に)同意しました。ロブの手をとろうと腕を伸ばし、すばやく「セスよ」と口ごもって告げました。その時にはもう、わたしの顔は変わり始め、(顔の)筋肉がセスの特徴を表す構成に組み変わっていたに違いありません。というのも、その最後の瞬間にわたしの目に映ったのは、巨大なカメラのレンズらしきものがクローズアップしてわたしにせまってくる様子だったからです…。

 トランス状態から抜け出ると、ロブがほほ笑んでいました。ジャックとソーニャは呆然としているようで、カメラのスタッフたちはわたしをじっと見つめていました。番組は終わっていました。「セスはすばらしかったよ」とロブが言いました。わたしは、えもいわれぬほど、ほっとしました。無事に終了したのです。セスはテレビでも出てきたのでした。わたし自身は彼が出てきてくれたらと望みながらも同時に気が進まず、気持ちが揺れ動いていたんじゃなかったっけ?(と思いました)

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