対話 1 - 2
魂は
驚き、咳払いして、
唖然としたまま待った。
必滅の自己が落ち着くのを。
「おやまあ、なんという形而上学的な自負だろう。
君は鳥の死骸に飛んで欲しいのか
(それも、きっと、明るいところで、
一度や二度ではなく、
確かだとわかるまで何度でもだろう)、
死人にしゃべって欲しいのか、
彼らがバラ色に輝く死後の生活を送っていることには
何の疑いもない。
親愛なるわたしよ。聞きなさい:
魂は
驚き、咳払いして、
唖然としたまま待った。
必滅の自己が落ち着くのを。
「おやまあ、なんという形而上学的な自負だろう。
君は鳥の死骸に飛んで欲しいのか
(それも、きっと、明るいところで、
一度や二度ではなく、
確かだとわかるまで何度でもだろう)、
死人にしゃべって欲しいのか、
彼らがバラ色に輝く死後の生活を送っていることには
何の疑いもない。
親愛なるわたしよ。聞きなさい:
魂と必滅の自己が時の中で交わす対話
マサ 訳
ああ、愛する君、
この、頑固な必滅の自己(パーソナリティー)よ、
きっぱりとした態度で、腹をたてて、怒り狂って、
目がかすんで、くらくらして、愛されて、
魂のまばゆい任期中、
血と肉の中に自分を抱えている(自己よ)。
「時間や痛みや死は存在しない」と
魂(エンティティー。自己本体)は言い、
必滅の自己は大声で叫ぶ。
「ええ、あなたにとってはね。でも、わたしは包み込まれている、
この身体に。それは朽ちていくの。
少なくとも、今のところ、それは生きて、愛して、
笑って、泣くの。
そんなこと、あなたはする?