Seth Network Japan
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夏は冬

「知られざる」現実界 第1巻(巻頭)

マサ 訳

 今日は明日、そして、今、過去
 何も存在しないし、すべてがありつづける。
 始まりはない、終わりもなかった
 落ちる深みもない、登る高さもない。
 あるのは、この瞬間、この光のきらめきだけ
 それは何も照らさないけれど、ああ、こんなに明るいの!
 だってわたしたちは空間を飛びまわる火花なのだから
 一瞬の時に備わっている気品の永遠性を費やして
 だって今日は明日、そして、今、過去。
 何も存在しないし、すべてがありつづける。


 (R.F.B.(バッツ)の注釈:これは 1952 年 4 月にジェーンが書いた詩の後半にあたる第2節だ。彼女は 23 歳だった。セス資料の口述を始めることになる 11 年も前に創作された、この未熟な作品にさえも、彼女の神秘的な本質が持ち前の知をあらわにしている)

世界の出発

わたしたちがまた生きるのなら

マサ 訳

 わたしは知りたい。自分の
 考えるであろうことは
 みんなすっかり形作られていて
 見出されるのを待っているのだろうか、
 それとも枝わかれした神経の先々にぶらさがって
 熟していき
 わたしの心のバスケットに
 ひとつずつ落ちてくるのだろうか
 (そのバスケットが夢見る縁(ふち)までいっぱいになり、
 中身を空ける必要が出てくるまで)。
 それともわたしの考えは非物質的だけれど
 永遠のものであり、そのそれぞれが
 今でさえも姿を作りつづけている世界の
 精神的な粒子なのだろうか?
 そしてすべての世界たちは
 そうやって出発したのだろうか?

あるランダムな考え

わたしたちがまた生きるのなら

マサ 訳

 動物たちの中には
 表現されない自己など
 ないようだ。
 まるで肉体の中でも
 可能なかぎり
 フルに自分自身で
 いるかのごとく、
 意識の中に
 満たされるべき
 すき間などない。
 そのかたわらでわたしたちは
 何かべつのものに
 成長しようと
 している。

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