「知られざる」現実界 第1巻(巻頭)
マサ 訳
今日は明日、そして、今、過去
何も存在しないし、すべてがありつづける。
始まりはない、終わりもなかった
落ちる深みもない、登る高さもない。
あるのは、この瞬間、この光のきらめきだけ
それは何も照らさないけれど、ああ、こんなに明るいの!
だってわたしたちは空間を飛びまわる火花なのだから
一瞬の時に備わっている気品の永遠性を費やして
だって今日は明日、そして、今、過去。
何も存在しないし、すべてがありつづける。
(R.F.B.(バッツ)の注釈:これは 1952 年 4 月にジェーンが書いた詩の後半にあたる第2節だ。彼女は 23 歳だった。セス資料の口述を始めることになる 11 年も前に創作された、この未熟な作品にさえも、彼女の神秘的な本質が持ち前の知をあらわにしている)
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