景観
わたしたちがまた生きるのなら
マサ 訳
もしかしたら、わたしたちの夢や
記憶はいっしょになって、
どこかにある心の国で
花や丘を形作るのかもしれない。
そこでは瞬間が永続する。
こちらで山々が永続するのと同じように。
もしかしたら、それらは山の岩棚(いわだな)のように
積み重なるのかもしれない ――
失われた土曜日たちも、火曜日の
午後たちも、わたしたちのすべての朝食たちも、
根を張って、丘へと
成長していき、
時間に沿って曲がりくねる。
そして、どこかの精神的な人たちが
日曜日になるとそこを車で通りすぎ、
わたしたちの夢を
その土地の景観として愛(め)でるのだ。
キーワード: