時間と蓋然性 - 1
時間と蓋然性
初期セッション集 第5巻
セッション 226
マサ 訳
先日の話に出た「反転した時間の体系」について、今夜はもう少し話したいと思う。その体系がどう機能しているか理解すれば、それをもっと進んで利用できるようになるからだ。
ジョーゼフ、もし私が速すぎる場合は遮(さえぎ)って構わないから、そう言ってくれ。
反転した時間の体系をそのまま(歪めることなしに)理解できれば、いわゆる過去に得た経験にも同時に接することができるし、まだ君達の現在に生じるまでには至っていない出来事を利用することもできる。もっとも、これは未来の出来事を意識的に知るようになることを意味しているわけではない。思い出してみれば、そうした出来事はいつでも変えてしまうことができるからだ。人は常に自分自身の体験を作っている。現在や未来の出来事と同様、人は過去の出来事をも常に形作っているのだ。