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時間と蓋然性 - 1

時間と蓋然性

初期セッション集 第5巻
セッション 226

マサ 訳

 先日の話に出た「反転した時間の体系」について、今夜はもう少し話したいと思う。その体系がどう機能しているか理解すれば、それをもっと進んで利用できるようになるからだ。

 ジョーゼフ、もし私が速すぎる場合は遮(さえぎ)って構わないから、そう言ってくれ。

 反転した時間の体系をそのまま(歪めることなしに)理解できれば、いわゆる過去に得た経験にも同時に接することができるし、まだ君達の現在に生じるまでには至っていない出来事を利用することもできる。もっとも、これは未来の出来事を意識的に知るようになることを意味しているわけではない。思い出してみれば、そうした出来事はいつでも変えてしまうことができるからだ。人は常に自分自身の体験を作っている。現在や未来の出来事と同様、人は過去の出来事をも常に形作っているのだ。

出来事と記憶 - 2

 こうした他の人生の記憶が表面にまで浮かび上がってくる場合、それは当然、その表面によって色付けされるし、浮かび上がるタイミングもまちまちだ。また、それは通常の記憶ほどぴったりと君達の神経系に結び付けられていない。君達の現在に独自の「奥行き感」があるのは、君達が「過去」と理解しているものがあるからこそだ。もっとも、ある意味では、未来も、出来事に備わっている別種類の奥行きを表している。根っこというものは、あらゆる方向に伸びるものだが、出来事もそうだ。ただ、「出来事の根」は、君達の過去、現在、未来を通って伸びてゆく。

バッツ夫妻と ESP - 2

 次の日、何が起こったのか突きとめてみることにしました。(その友達をM氏と呼ぶことにしましょう。)M氏のお父さんは病気だったので、ひょっとしたら、お父さんが手術を受けなくてはならないことになって気をもんでいたのかもしれません。3日後、M氏が戻ってきました。ロバートとわたしはM夫妻宅を訪れておしゃべりをしたのですが、M氏にお父さんのことを聞くと、容態は変わっていないとのことでした。わたしが「手術か何か必要なわけじゃないのよね?」とたずねると、怪訝(けげん)そうに「必要ない」とのこと。ここで、この話はすっかり忘れてしまおうかとも思ったのですが、幸い、わたしはM夫妻に自分が聞いたことを話したのです。

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