多重人物性 - 3
このような系における概念はこれらの障壁を崩す助けとなることができる。そうすると(障壁が崩れてくると)、意識の層がいくつも同時に存在するようになる。君達がまだ知らない層は君達自身のものより進歩、発展しているように見える。(しかし)君達は今、それらの一部なのだ。人物性と認識についての観念を拡張し始めれば、君達はそれらを知ることができる。時間という点で見れば、君達は地上での体験において何度も生まれるわけであり、君達にはいくつもの肉体がある。君達の意識はそれら数々の人生に跨がっている。現在、君達の体内にある分子や原子にさえ、これら他の(実際、同時に存在する)形態についての符号化された知識(coded knowledge)が含まれているのだ。これらの意識子は物理的な物質全ての中にあり、それら独自の記憶を備えている。従って、君達は自らの多重人物性を生物学的にも心的にも知っていることになる。