内的感覚 - 2
その懐中電灯を他の方向に向けさえすればいいのだ。向きを変えれば、それまで光の当たっていた道筋は一時(いっとき)暗くなるが、他の現実界や映像の数々を役立てることができるようになる。また、君が懐中電灯を元の向きに戻すのを遮(さえぎ)るものなどないのだ」
セスは、この点を説明するのにいくつかの例えを使いました。(たとえば)別の ESP クラスの時には、こんな話をしました。「君達には一つの自覚的な意識があるというだけではない。我々は君達に意識のチャンネルを替えてもらいたい…(おそらく、この文章での“…”は「中略」の意)。君達が普段使っている自覚的な意識を一つのドアだとするなら、君達は心のこちら側でその戸口に立ち、そこから物質的な世界を覗き込んでいるようなものだ。しかし、他にも数々のドアがある…。君達には他の意識的な自己がいくつもあるのだ…。