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宗教

想像と観念 - 2

 (すべて強調しつつ皮肉な言い方で)しかし、意味のない宇宙という概念(宇宙も生物もすべて偶然の連鎖で生じたという考え)はそれ自体、極めてクリエイティブな想像行為だ。例えば動物達にはそんな愚にも付かぬことは思いも寄らないだろう。というのも、その理論が示すのは信じ難い偉業だからだ。即(すなわ)ち、明らかに秩序だっている精神と知性が、自分自身は無秩序あるいは混沌(こんとん)から生じた結果なのだと想像するなどということが可能であることだ ―― つまり、自分の脳の「地図」を作れる生物がいることになる。その脳の素晴らしく統制された秩序は、それ自体、何の意味も持たない現実界から生じることができたというわけだ。そうなると、その理論は実際、秩序だった宇宙というものは魔法のように生じたのだと説くことになる ―― そして進化論者達は、どこかにあらせられる偶然の神、あるいは「偶然様」を必ずや信じているに違いない。さもなければ彼らの理論は全く意味を成さないからだ。

想像と観念 - 1

想像と観念

個人、そして群衆現象の本質
セッション 829 1978/03/22

マサ 訳

 (熱心な口調で)繰り返すが、キリストは磔(はりつけ)にはされなかった。歴史的なキリストと考えられている人物は霊的な現実界によって開眼していた一人の男だ。彼は、どんな人間であろうとも、自分が存在するという理由で、在るもの総て(すべてなるもの)と人類の接点なのだという無限の悟りに心を動かされていた。

 キリストは人間一人一人の中で神性と人間性が出会うのを見た。そして、人間が神格の中に存在するおかげで死を越えて生きていくのを見た。キリスト教の名に結び付いた惨事は全て例外なく「法の精神よりも法の字句に従う」こと、あるいは文字どおりの解釈に固執することによって起きた。その解釈の下にある精神的、構想的な概念は無視されてしまったのだ。

感情の元を探る - 1

感情の元を探る

個人的現実の本質
セッション 642

マサ 訳

 例えば、気が滅入る場合、最も強い、全般的な原因の一つは、外から強(し)いられた(と当人は考えている)状況に直面したり、感情的な意味で大きな出来事を前にして、内からそれに圧倒されてしまいそうになったりして、意識を備えた自分の頭には何の力もないと思い込んでしまうことだ。

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