Seth Network Japan
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夢、「進化」、価値の達成2

知性と感情

夢、「進化」、価値の達成 第2巻
セッション 914、1980/05/07

マサ 訳

 人間には自分が前進しているという実感が必要だが、それが科学技術の前進だけでは比較的浅いレベルでしか意味をなさない。その前進を後ろから支えるように気持ちの面での理解も深まっていかなくてはならないのだ。それは、人間が自分自身との一体感、自分以外の自然界との一体感を高めていくことだ。

 高い知的技量があり、論証能力には異論の余地がないものの、例えば、感情的あるいは精神的な面での成長がすっぽりと欠けている人々がいる。しかし、君達の「査定基準」に合わせる限り、その欠けた点は大方、目に留まることのないままで、当然、こうした人々が発育障害だと見なされるようなことはない。私は常に直感的な能力と理性的な能力のバランスに関連して話を進めていこうと思う。また、この両者の「縁を結ぶ」方向へと君達を導いていけたらと願っている。両者が一緒になると、君達の世界では確かに全く新しい能力に見えるものを引き出すことができるからだ。それは、それぞれに備わった最上の要素を組み合わせながらも双方が計り知れぬほど高められるやり方でだ。

意識の世界

夢、「進化」、価値の達成 第2巻
セッション 938

マサ 訳

 さて ── 口述だ。
 (長い休止)君達が理解しているような物質的生活の全体像は、もちろん君達自身の視点から体験されなければならないわけだが、その複雑さ、その秩序、そして構造とデザインの壮大さは、無数にある現実界のうちのたった一つを形作っているに過ぎないものとして理解する必要がある。そうした現実界のそれぞれが、自らの性質、自らの意識の性質に従った傾向や特徴によって構成されているわけだ。

存在の多様性と遺伝

夢、「進化」、価値の達成 第2巻
セッション 910

マサ 訳

 さて、こんばんは。
 (「こんばんは、セス」)

 口述だ。(休止)もし、君達の中に頭の悪い人間がいなかったとしたら、君達は遠からず、天才もいないのに気づくことになるだろう。

 君達が人間の特徴として捉えている数々の能力は、繰り返すが、(人類という)集団全体の中に現れてくる限りないバリエーションがあるからこそ存在し得る。そのバリエーションが、しばしば、明らかに正反対の状態(能力が対照的な例)を見せてくれるのだ。その中で、君達が「平均的な知能」と考えているものは、絶え間なく変わり得る特性と、ほんの僅かな違いがいくつも現れることで初めて存在できる一つの状態を表している(平均的な知能レベルとは、微妙で多様な個体差が動的に変化している広いレンジの中で初めて「平均」たり得る)。その物差しには、片方の端に「頭の悪い者」、反対側の端に「天才」という目盛りがついているということだ。

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