蓋然性と占星術 - 1
蓋然性と占星術
「知られざる」現実界 第2巻
セッション 729
マサ 訳
繰り返すが、君達の現実界はピカピカのプラットホームのようなものだ。その床面は数々の蓋然性(がいぜんせい。確からしさ)に支えられている。君達は、こうした蓋然性をあまりにそつなく無意識に辿(たど)り、その中をいとも容易(たやす)く泳ぎ回ることができるので、自分の起源、あるいは自分の体験が存在する媒体を君達が問うようなことはない。しかし、どんな日時に揃って生まれたとしても、または、時間だけでなく、生まれた場所まで同じだとしても、「行き先」まで同じというわけではないのだ。それ以上に、必ずしも条件が同じだとも限らない。それは、みんな、誕生の際、各自の蓋然性の体系に影響され、その状況が成長の特質(方向性)を大きく変えてしまうからだ。