癌と観念 - 1
癌と観念
健康への道
セッション 1984/06/12
マサ 訳
さて、君達にまた最高の午後を…
(「こんにちは、セス」)
…では、口述を再開しよう。
多くの癌患者達には殉教者のようなところがあり、望ましくない境遇や状態を何年にも亘(わた)って堪え忍ぶことがよくある。
彼等は(自分が)無力であり、(状況を)変えることはできないと感じているものの、同じ所にじっとしていることは嫌がる。一番大事な点は、こうした人間が自分の強さとパワーを信じる力を呼び覚ますことだ。多くの場合、こういった人々は「なるようにしかならないさ」と象徴的な意味で肩をすくめ、自分の置かれた状況を何とかしようと物理的なレベルで、もがくことはない。