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「知られざる」現実界1

蓋然的な人生 - 2

 メカニクスの発明に才のある、その創造的なパーソナリティーは(その後)ぐんぐんと他の者達を引き離し始めた。そんなわけで、君の知っている父親は(「あちら側」から見ると)その蓋然的な自己だ。もっとも、その自己は、他の自己が避けていた感情面における数々の現実に関わり合った。実際のところ、それが彼にとって唯一の目的だったのだ。

 (10 時 7 分に休止)これは、こうしたパーソナリティーが基本的に制限されていることを意味しているわけではない。また、彼が新しい興味やチャレンジを(独自に)一つ一つ見出していくことはないと言っているのでもない。彼自身は好きなように動けるからだ。彼は別の自己の特徴(才能や性格など)さえも数多く備えていたのだが、それらは、もちろん表に出てこなかった。しかし、子供をもうけることで、君の父親は情緒的な「生」を産み出すという、その目的を達成した。それはしっかりと中身があり、息子達の中に生き続けるものだ。

自己本体と複数の自己

「知られざる」現実界 第1巻
セッション 692

マサ 訳

 こんばんは。
 (「こんばんは、セス」)

 さて、君達の夢に関する話から始めよう。自己本体(エンティティー)には自分のパーソナリティー達の経験がわかっている。少し待ってくれ…。

 君達流に言えば、その自己本体にとって君達の意識は一筋の流れ(いくつもの流れがあるうちのひとつ)に喩(たと)えることができる。そして、君達自身の個性のさらに大きな、その部分(自己本体)は、君達の生きている意識的、無意識的な情報の一切を完全に把握している。また、それは(自身と君達の)全ての部分からやってくる同じ種類のデータも認識している。

生物と蓋然性

「知られざる」現実界 第1巻
セッション 688

マサ 訳

 私は(このセッションの午後 10 時 26 分以降で)君達が今、現在の表層しか認識しないと言ったが、(生物学的な)種の発達する経路も君達は一通りしか認識していない。しかし、他の蓋然的な現実界は(実際のところ)同時に存在しており、君達のシステム(物理的な体系全体)の中にさえも、そうした他の現実界を示すヒントはある。イルカがちょうどいい例だ。君達の蓋然性の路線から眺めれば、イルカ達は風変わりな動物だが、現在でも君達はすでにイルカが優秀な頭脳の持ち主であることは認めている。また、イルカ達が互いにコミュニケーションを取る、その幅の広さも、ぼんやりとではあるものの、君達の目に留まることがある。

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