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「知られざる」現実界2

意識の家族 - 2

 中世において彼等は写本を忠実に書き写した。彼等はある意味で「管理人」だが、こちらにもまた無限のバリエーションがある。音楽や美術の教師は多くがこのカテゴリーに属する。そこではそうした芸術が卓越した技能に対する敬愛の念をもって教えられる。技巧に重点を置いてだ。芸術家はその(教材となる芸術の)中に自分の創造性を注ぐわけだが、その芸術家は(必ずというわけでは全くないが)スマリであることが多いということだ。ピリオド。

 今の文章は書き取れたかな?
 (「ええ」。そうは言ったがペースは速かった。)

意識の家族 - 1

意識の家族

「知られざる」現実界 第2巻
セッション 736 1975/02/05

マサ 訳

 例えば、私が言った最初の(意識の)家族(グラマダ)は「組織化」が専門だ。この家族のメンバー達は革命的な社会の変化の直後に続いてくることがある。もっとも、彼等に備わった組織化の傾向は生活の中のあらゆる分野で表現される。例えば、彼等自身は芸術家ではないにしても、美術学校(という組織)の背後には彼等がいる(ことがある)。また、彼等自身は学者である場合もそうでない場合もあるだろうが、彼等が大学を創設することもあるだろう。

内的ツアー - 3

 君達は自分自身の現実を作る。仮に君達が外国から来ているとして、誰かにニューヨーク市(とはどんなところか)を説明してくれと頼んだら、その人が描写する様子を「現実」だと思うことだろう。(たとえば)こんな風に言うかもしれない。「ニューヨーク市は恐ろしいところです。犯罪がはびこり、ギャング達がのさばり、殺人や強姦は日常茶飯事。市民達は礼儀を知らないだけでなく隙あらば攻撃してこようとします。それから、樹木というものがありません。空気は汚染されているし、予期できるものといったら暴力だけです」。また別の人に尋ねたら、その人はこんな風に言うかもしれない。「ニューヨーク市には最高級の美術館が揃っているし、いくつかの公園では野外コンサートも開かれます。素晴らしい彫刻や劇場もあるし、(図書館群の)蔵書規模は、おそらくバチカンに次いで(世界)最大級でしょう。全体的に気候もいいし、いくつもの文化がうまく融けあっています。そこでは何百万という人々が毎日、自由に自分の人生を送っているんです」。ピリオド。いずれの回答者も同じ場所の話をしているはずだ。

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