Seth Network Japan
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「知られざる」現実界2

転生とカウンターパート - 1

転生とカウンターパート

「知られざる」現実界 第2巻
セッション 721、1974/11/25

マサ 訳

 自己というものが、たった一つではなく数多(あまた)あることを直観的に実感する人は多いが、その実感は通常、転生に関わる形で表れる。自分が何世紀にも亘(わた)る時代を超え、生と死のドアをいくつも通り抜けて、異なる時空間へと旅をするように見えるわけだ。

 実際のところ、現実界の根本的な性質は夢の中の状態に極めてはっきりと表れている。どんな夜でも、そこでは自分がいくつもの役を同時に演じているのに気がつくことだろう。性別や社会的な地位、属する国や宗教、あるいは年齢が変わったりするものの、自分が自分であることはわかっている。

蓋然性と占星術 - 2

 人によっては(誕生日時よりも)他の蓋然性から、もっと強い影響を受けたり、敏感に反応したりする場合もある。それは、ありふれた占星術の「チャート」などには、そもそも現れることのない蓋然性だ。

 こうしたチャートは1つの路線上にある蓋然性のみを強調し、他の蓋然性はないがしろにしてしまう。そうなると、そのチャートに基づいた解釈は、同一の蓋然的な誕生環境を選んだ者達にとっては意味を為すものの、君達の表現で言う、それと同じ時に生まれたとしても、蓋然性の優先順位が違う者達にとっては、何の価値もないことになるだろう。

蓋然性と占星術 - 1

蓋然性と占星術

「知られざる」現実界 第2巻
セッション 729

マサ 訳

 繰り返すが、君達の現実界はピカピカのプラットホームのようなものだ。その床面は数々の蓋然性(がいぜんせい。確からしさ)に支えられている。君達は、こうした蓋然性をあまりにそつなく無意識に辿(たど)り、その中をいとも容易(たやす)く泳ぎ回ることができるので、自分の起源、あるいは自分の体験が存在する媒体を君達が問うようなことはない。しかし、どんな日時に揃って生まれたとしても、または、時間だけでなく、生まれた場所まで同じだとしても、「行き先」まで同じというわけではないのだ。それ以上に、必ずしも条件が同じだとも限らない。それは、みんな、誕生の際、各自の蓋然性の体系に影響され、その状況が成長の特質(方向性)を大きく変えてしまうからだ。

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