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歴史

理想家と狂信者 2

 確証もないのに、自分は宇宙からの生物なり地球上の敵なり、あるいは邪悪な霊的パワーなりに追われているような気がしてならない男または女がいるとしよう。この大統領は正にそんな憐(あわ)れな、勘違いした人間と同じように被害妄想を抱いていた。こういった気の毒な人々は数々の出来事から成る論理的な帰結を自分自身に対して組み立てあげようとする。それは、全く害のない出会いが「恐るべき脅威」に変貌(へんぼう)してしまうような形でだ(「一見、何でもない、この選択が、取り返しのつかない結果へと導くのだ」というような、恐怖心をあおる論法)。彼等はその怖れを外側に向かって投影することになる。そしてついには、自分が出会う全ての人々の中にその怖れが存在するように見えるまでに至るのだ。

理想家と狂信者 1

理想家と狂信者

個人、そして群衆現象の本質
セッション 856 1979/05/24

マサ 訳

 ここまで、怯(おび)えた人々、理想主義、それから善と悪の解釈について述べてきたが、本書のこのセクション(第3部)を終える前に触れておきたい話がもう一つある。それはウォーターゲート事件だ。昨夜、ルバートとジョーゼフは(テレビ)映画を観た。ウォーターゲートの一件を創作ドラマ化したものだ。普通ならセッションを開くはずだったのだが、ルバートはその映画に興味があったし、私は私でその番組に対するルバートとジョーゼフの反応に興味があった(のでセッションはやめた)

アトランティス - 2

君達の見方で言えば、君達は自分にとっての現在から「一定の時間上」にイメージ、物語、伝説を「植え込んで」いる。それが過去からやってきているように見えるのだ。しかし、実際には、未来からの幻影(ゴースト・イメージ)のようなものであり、それに注意を向けるか無視するかは君達が自分で選んでいる。

その意味ではアトランティスもエデンの園も同じだ。

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