Seth Network Japan
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君達の見方で言えば、君達は自分にとっての現在から「一定の時間上」にイメージ、物語、伝説を「植え込んで」いる。それが過去からやってきているように見えるのだ。しかし、実際には、未来からの幻影(ゴースト・イメージ)のようなものであり、それに注意を向けるか無視するかは君達が自分で選んでいる。

その意味ではアトランティスもエデンの園も同じだ。

君達が、時間的な意味で、自分達人類はひょっとしたら他の惑星系から来たのではないかと思うようであれば、もちろん、君達はまだ古い概念群と関わり合っていることになる。君達にとっての通常の考え方に従うとしたら(強調した言い方で)地球というものはそもそも存在しないのだ。それは、地球とは物理的な宇宙の中で特定の場所を占めている物質の固まりであると君達が見なしているのであれば、そんなものはないということだ。宇宙というものが(また強調した言い方で、ユーモラスに)大きな「ドッカーン」から来たのかとか、常に膨張しているのかとかいったことを問うのは実にくだらないことだ(私は宇宙が常に膨張していると言ったが、それはアイデアや夢が広がっていくのと同じ意味でだ)。私は宇宙など存在しないと言っているわけではない。君達に見えるような風には存在しないというだけだ。

(ほほえんで、ほとんど、すっかり笑って)物質の真実はそれだけでも遙(はる)かに壮大なものだ。

在るもの総て(すべてなるもの)は進みながら自分の現実を創造する。一つ一つの世界にはそれぞれの勢いがあるが、全ては究極的に繋(つな)がっている。神的な創造性の数多(あまた)なる真の次元は、いかなる重要な意識であろうとも単独で耐えきれるものではないだろう(高度に発達した意識的存在であってもすべてを包含しきれないくらい、さまざまな次元の創造活動がある)。だから(ここからずっと勢い強い口調で)壮大さには限りない次元が設けられるのだ。宇宙の呼吸一つにおける一瞬一瞬と共に数々の世界が外側に向けて渦巻いている。そうした数々の世界を分けることは不可欠だ。個々の理解、集団的な理解は常に増大している。それは在るもの総てがマイクロ秒(1 秒の 100 万分の 1)単位で何倍にもなるほどの速度でだ。そこでは数多の過去、数多の未来、そして君達が認識しない他の時間尺度群が作り上げられているのだ。そのそれぞれがそれ自体の中で一つの現実であり、それ自身の潜在力を備えている。そして、どんなに微細なものであろうと、その中で個々の意識が失われてしまうことは決してないのだ。

そんな種類の枠組み(全体的な背景)の中でアトランティスなどどうやって説明できるだろう?それは君達の過去と未来の両方に存在するのだ。それは一つの蓋然的な世界だ。君達の中には、自分達の未来にとっての過去に置かれた一つのモデルから、その世界を選択する者も出てくるだろう。そのモデルは、君達から見れば、部分的には事実に基づいたものだが、その最大の有効性(妥当性)はその可能性の中にあるのだ。