(11 時 14 分)ただし、君達は、兄弟や姉妹と共に、あるいは一人っ子として物理的な世界で特定の家族の中に生まれることを選択する(自分で親兄弟を選んで生まれてくる)。それと同じように、君達のカウンターパートは概して、君達と同じ時代に生きる同じ「精神的な家族」の中に生まれてくる。これらの家族は次のような名前で呼ぶことができる。グラマダ…
(「ちょっと待って。その名前をみんな書きつづった方がいいのかな?」と僕は尋ねた。セスとして話すジェーンはうなずいたかと思うと、まるで軽快な歌を歌うように8つの名前のつづりを素早く朗唱した。(以下、)その名前のリストに僕はスマリも付け加えた。必要だと思われるところには、セス自身の発音に従って音節の区切りやアクセント記号を付けた。
- グラマダ(Gra-ma'-da)
- スマフィ(Su-ma'-fi)
- トゥモルド(Tu'-mold)
- ヴォルド(Vold)
- ミル(休止)メット(Mil'-u-met)
- ズリ(Zu'-li)
- ボルレディム(Bor-le'-dim)
スマリに一番近い。(ジェーンが「ボルレディム…」のつづりを言ったときには、そのまま歌い続けるのかと思われた) - イルダ(Il'-da)
- スマリ(Su-mar'-i)
さて、これらのカテゴリーが最初にあるわけではない。まず、君達の個性があるのだ。君達には自分なりの決まった特徴がある。その特徴によって君達の位置づけが定まるということだ。君達は岩でも鉱石でもなく一人の人間だから、自分の個性に応じて特定の意識の家族なり人種なりの中に落ち着くわけだ。そしてそれが現実というものに対する君達の全般的な視点を表すことになる。
君達は創始者であることが好きだったり、信奉者なり養育者なりであることが好きだったりする。また、古い体系のバリエーションを作る、あるいは新しい体系を作るのが好きだったりする。専ら治療に携わるのが好きなこともあれば、情報なり物理的なデータなりを相手にするのが好きなこともある。視覚、音、夢を扱うのが好きなこともあれば、内的なデータを自分達の社会に役立つ心霊的な資料に翻訳するのが好きなこともある。そんな具合に君達は特定のフォーカスを選ぶ。自分の物理的な家族を前もって自分で選ぶのと同じようにだ。
(休止)セッション終わり。優しくよき夜を心から君達に。
(「ありがとう、セス。あなたにも」)