時間の散歩
わたしたちがまた生きるのなら
マサ 訳
わたしたちは空間の散歩、時間の散歩を
一緒にした。あなたとわたしで。
わたしたちは季節の中に大急ぎで入った
新品の身体をまとって。
日々は なんて輝かしく
夜々は なんて私的なこと!
永遠は憶えていてくれるのだろうか
今のわたしたちという自己たちのことを?
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わたしたちがまた生きるのなら
マサ 訳
わたしたちは空間の散歩、時間の散歩を
一緒にした。あなたとわたしで。
わたしたちは季節の中に大急ぎで入った
新品の身体をまとって。
日々は なんて輝かしく
夜々は なんて私的なこと!
永遠は憶えていてくれるのだろうか
今のわたしたちという自己たちのことを?
わたしたちがまた生きるのなら
マサ 訳
その愚か者は障壁をつくらない。
彼の肉は空気のように澄んでいる。
秋の月は彼の頭をとおってめぐり、
南へと飛んでゆく鳥たちは
彼の血をとおって進路をたどる。
その愚か者は何もない空間のようにオープンで
ハリケーンでさえも
彼に肌を覆わせたり、
(彼の)野性的なまぶたを
半インチでも閉じさせたりはできない。
潮流は彼の姿を浸食し、
彼の脳はボールのように放り投げられる。
彼は腰まで浸かって
いくつもの月、いくつもの週を歩き、
星たちは彼の魂を引っかいて穴を開ける。
魂は
驚き、咳払いして、
唖然としたまま待った。
必滅の自己が落ち着くのを。
「おやまあ、なんという形而上学的な自負だろう。
君は鳥の死骸に飛んで欲しいのか
(それも、きっと、明るいところで、
一度や二度ではなく、
確かだとわかるまで何度でもだろう)、
死人にしゃべって欲しいのか、
彼らがバラ色に輝く死後の生活を送っていることには
何の疑いもない。
親愛なるわたしよ。聞きなさい: