Seth Network Japan
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時間

宇宙の始まり - 1

宇宙の始まり

夢、「進化」、価値の達成 第1巻
セッション 882, 1979/09/26

マサ 訳

 (ささやき声で)こんばんは。

 (「こんばんは、セス」)

 さて(長い休止。いくつもあった長い休止の一つ)。宇宙は昨日、始まるだろう。宇宙は明日、始まった。これらの文言にはいずれも全く意味がない。時制が間違っており、君達にしてみれば時間の感覚が滅茶苦茶(めちゃくちゃ)かもしれない。しかし、「宇宙はどこかしら遠い過去に始まった」というのも基本的な意味で全く同じように無意味だ。

 実際のところ、最初の二つの文は論理的に意味を成さないながらも、時間というもの自体、一つの創造的な構造物以上のものではないという(休止)事象を現に示唆している。時間と空間はある意味で、君達の宇宙にある「家具調度」の一部だ。

多重人物性 - 3

 このような系における概念はこれらの障壁を崩す助けとなることができる。そうすると(障壁が崩れてくると)、意識の層がいくつも同時に存在するようになる。君達がまだ知らない層は君達自身のものより進歩、発展しているように見える。(しかし)君達は今、それらの一部なのだ。人物性と認識についての観念を拡張し始めれば、君達はそれらを知ることができる。時間という点で見れば、君達は地上での体験において何度も生まれるわけであり、君達にはいくつもの肉体がある。君達の意識はそれら数々の人生に跨がっている。現在、君達の体内にある分子や原子にさえ、これら他の(実際、同時に存在する)形態についての符号化された知識coded knowledgeが含まれているのだ。これらの意識子は物理的な物質全ての中にあり、それら独自の記憶を備えている。従って、君達は自らの多重人物性を生物学的にも心的にも知っていることになる。

多重人物性 - 2

 あるレベルから別のレベルへ進歩してゆくとされている「レベル」の論議には拘(かか)わりたくない。そうした議論は全て、単独人物性one-personhood、連なって流れる時間、限定された型の「魂」という君達の発想に基づいている。赤い花もあれば黄色や紫色の花もある。どの花が他よりも進歩しているというわけではない。それぞれ異なるのだ。

 これらの単位(意識子)は結びついて様々な種類の意識形態gestalts of consciousnessになる。ある形態が他の形態よりも進歩していると言うのは基本的に正確ではない。例えば、ある花の花びらはその花の根っこよりも発達しているわけではない。地面にいるアリにしてみれば花びらは根っこや茎よりもずっと上にあるように見えるかもしれないが、アリ達は充分に賢いので「花びらの方が根っこよりも優れているに違いない」と考えるようなことはない。

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