Seth Network Japan
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存在の仕組み

対話 1 -1

対話1

魂と必滅の自己が時の中で交わす対話

マサ 訳

 ああ、愛する君、
 この、頑固な必滅の自己(パーソナリティー)よ、
 きっぱりとした態度で、腹をたてて、怒り狂って、
 目がかすんで、くらくらして、愛されて、
 魂のまばゆい任期中、
 血と肉の中に自分を抱えている(自己よ)

 「時間や痛みや死は存在しない」と
 魂(エンティティー。自己本体)は言い、
 必滅の自己は大声で叫ぶ。
 「ええ、あなたにとってはね。でも、わたしは包み込まれている、
 この身体に。それは朽ちていくの。
 少なくとも、今のところ、それは生きて、愛して、
 笑って、泣くの。
 そんなこと、あなたはする?

蓋然的な人生 - 2

 メカニクスの発明に才のある、その創造的なパーソナリティーは(その後)ぐんぐんと他の者達を引き離し始めた。そんなわけで、君の知っている父親は(「あちら側」から見ると)その蓋然的な自己だ。もっとも、その自己は、他の自己が避けていた感情面における数々の現実に関わり合った。実際のところ、それが彼にとって唯一の目的だったのだ。

 (10 時 7 分に休止)これは、こうしたパーソナリティーが基本的に制限されていることを意味しているわけではない。また、彼が新しい興味やチャレンジを(独自に)一つ一つ見出していくことはないと言っているのでもない。彼自身は好きなように動けるからだ。彼は別の自己の特徴(才能や性格など)さえも数多く備えていたのだが、それらは、もちろん表に出てこなかった。しかし、子供をもうけることで、君の父親は情緒的な「生」を産み出すという、その目的を達成した。それはしっかりと中身があり、息子達の中に生き続けるものだ。

蓋然的な人生 - 1

蓋然的な人生

「知られざる」現実界 第1巻
セッション 680

マサ 訳

 (9 時 44 分)少し待ってくれ…。(バッツに向かって)君の両親は、正確に言うなら、同じ現実界を二人で共有していたわけでは全くない。これは珍しいことに思えるかもしれないが(実際は)そうでもないのだ。二人は、それぞれの現実界の間にある場所で出会い、関係を築いた。(とは言っても)二人が数々の出来事に対する相手の解釈に同意できなかったなどということではなく、(それぞれの体験する)出来事自体が違っていたのだ。

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