Seth Network Japan
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パーソナリティー

転生とカウンターパート - 1

転生とカウンターパート

「知られざる」現実界 第2巻
セッション 721、1974/11/25

マサ 訳

 自己というものが、たった一つではなく数多(あまた)あることを直観的に実感する人は多いが、その実感は通常、転生に関わる形で表れる。自分が何世紀にも亘(わた)る時代を超え、生と死のドアをいくつも通り抜けて、異なる時空間へと旅をするように見えるわけだ。

 実際のところ、現実界の根本的な性質は夢の中の状態に極めてはっきりと表れている。どんな夜でも、そこでは自分がいくつもの役を同時に演じているのに気がつくことだろう。性別や社会的な地位、属する国や宗教、あるいは年齢が変わったりするものの、自分が自分であることはわかっている。

対話 1 - 2

 魂は
 驚き、咳払いして、
 唖然としたまま待った。
 必滅の自己が落ち着くのを。
 「おやまあ、なんという形而上学的な自負だろう。
 君は鳥の死骸に飛んで欲しいのか
 (それも、きっと、明るいところで、
 一度や二度ではなく、
 確かだとわかるまで何度でもだろう)、
 死人にしゃべって欲しいのか、
 彼らがバラ色に輝く死後の生活を送っていることには
 何の疑いもない。
 親愛なるわたしよ。聞きなさい:

対話 1 -1

対話1

魂と必滅の自己が時の中で交わす対話

マサ 訳

 ああ、愛する君、
 この、頑固な必滅の自己(パーソナリティー)よ、
 きっぱりとした態度で、腹をたてて、怒り狂って、
 目がかすんで、くらくらして、愛されて、
 魂のまばゆい任期中、
 血と肉の中に自分を抱えている(自己よ)

 「時間や痛みや死は存在しない」と
 魂(エンティティー。自己本体)は言い、
 必滅の自己は大声で叫ぶ。
 「ええ、あなたにとってはね。でも、わたしは包み込まれている、
 この身体に。それは朽ちていくの。
 少なくとも、今のところ、それは生きて、愛して、
 笑って、泣くの。
 そんなこと、あなたはする?

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