Seth Network Japan
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価値観と観念

視力 - 2

 (家に帰った)僕はジェーンにその様子を伝えて言った。「きっと何か正しいことをしてるんだよ」。そして、セスは今夜のセッションのうち、プライベートの部分で、とても興味深いコメントをくれた。

 「君は自分の身体に備わっている生命力、弾力性、回復エネルギーを少し確認してみたかった。また、この人生において、自分がそれを選択する限り、芸術家として活動できるのだと自分を少し安心させたかったのだ。検眼士からの通知という一件を利用して、君は自分自身に対して実に見事なレッスンを与えた。というのも、君は実際、心の片隅では自分の眼が疲弊してきているのではないかと疑い、心配していたからだ。普通の状況であれば、こうした「症候」は「困難」のサインとして解釈される。しかし、君はそうではなく、「症候」とされているものは、眼鏡の度が強くなりすぎてきたサインであることを発見した。視力がただ保たれていたのではなく、極めて顕著に向上していたからだというわけだ。これは、ある程度、医学的に論証できる。

行動 - 2

 (9 時 40 分)単に空間的な意味での目的地に到達したいのであれば、その土地や水路の特徴を説明してくれる地図があるわけだが、目標というものが持っている心理的な役割の話となると、考慮すべき点はもっとある。

 もう一度言うが ──(おどけた言い方で)と言えば、君も、またもや「また」とか「しかし」とか、そんな言葉を書かずにすむだろう(バッツへの語りかけ)──、君達の身体は君達が動きたい時に駆動される。君達の意志と目標に応えるわけだ。心の面から見れば、それは君達のプライベートな内的環境だ。心理的な意図が心のレベルで瞬時に種々のエネルギーを(一斉に)動員する。君達には(肉体とは別に)一つの「身体」がある。ここでは、それを「想念の身体」とでも呼ぼう。絶え間なく、君達自身の意志をすぐさま行動に移すのが、その「身体」だ。

行動 - 1

行動

個人、そして群衆現象の本質
セッション 833

マサ 訳

 ここでは、ごく簡単な動作を考えてみるものとする。例えば、部屋を横切って(テーブルの上にある)紙を一枚拾い上げたいとしよう。こんな目標なら充分、単純かつストレートだ。その目標は適切なやり方で身体を「駆動」する。そこに関わっている内的なメカニズムを君達が意識的には知らないにも拘らずだ。君達は行く手を遮(さえぎ)るものや邪魔になるものがあることを想像したりはしない。偶然、または運命のせいで、あるいは故意に、家具が置かれているなどとは考えず、適切な方向に向かって、ただ真っ直ぐに進む。その行為には意味がある。それは君達がしたいことだからだ。

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