Seth Network Japan
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価値観と観念

知性、直観、世間体

個人的セッション集 第1巻
セッション 560 1970/11/11

マサ 訳

 さて、私と君の友人(ロバーツ)に対するコメントを少し。

 まず、知ってのとおり、ルバートには卓越した知性がある。しかし、それは彼自身が思っているほど発達しているわけではない。(本当なら)もっと遙かに使いこなせるのだ。現在、彼は「厳密に分析する」特質(分析的な見方)を重要視しているが、それによって(却って)知性の使い方を制限している。

 知性に与えてしかるべき自由を与えていない、あるいは自分のために知性をたっぷり働かせることができるはずなのにそれが充分にできていないのだ。彼が自分のことをとりわけ分析的な意味で知的だと思う時はよく、むしろ「合理性」という点を踏まえようとして逆に表面的なやり方で知性を使うことになってしまっている。

白衣を着た呪術師

個人的現実の本質
セッション 659

rinnko 訳

…充分理解できますし、また深く同情もするのですが、西洋医学はある意味で、最も文明レベルの低い暗示(の方法)であることを述べさせてください。高いレベルの教育を受けた西洋の医師は、未開人の呪術師によって、鶏がいけにえにされるのを見て、幻滅と恐怖の感情にとらわれます。しかし女性患者が癌のために乳房をいけにえにする事は、科学的で不可避なことと考えています。西洋医学の医師はただ単に他に解決策を知らないだけなのです。また残念なことに患者も同様なのです。

 現代医学の医師は、非常に当惑しながらでも、患者に死期が近いこと、病状の回復が望み薄であることを告げます。けれど、呪術師によってのろいをかけられて、そのようになったと患者が考えると、医師は即座に軽蔑と嫌悪の感情を持ちます。

癌と観念 - 2

 (3 時 13 分に長い休止)充分早い時期に教え込まれれば、これらの観念(前ページ最後の段落を参照)は、これまでに知られている予防医学で最も効果的なシステムを形作ることになるだろう。

 これもまた過度に一般化できない(どんな場合にでも当てはまるわけではない)のだが、(癌のある)多くの人々には、自分が生きたいのか死にたいのか自分でもはっきりしないのがよくわかっている。それでも、癌細胞が溢れているということは、表現と発展の必要性を意味している ── そこが唯一、残された表現の場である、または、そうであるように見える(癌として形に表す以外、他の分野には表現の可能性を見出せない)というわけだ。

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