わたしの友人たちのグループは小さなグループに分かれていて、そのグループの中にまた個々の友人がいます。友人たち全体のメイングループは年に一度開かれる懇親会で顔を合わせています。わたしが知っているかぎりでは「近所の連中」が集まる懇親会はそれが唯一のものです。高校や大学の同窓会というのは知っていますが、同じ地域に住む連中の同窓会というのは（ほかに）聞いたことがありません。で、わたしたちは再会すると、猫を殺したり、魔女を焼いたり、近所を走り回って、あちこちにおしっこをかけて放火しようとするんです（すべてジョーク。本来はそれを示す言葉なり顔文字が使われるべき）。いや、実際のところ、わたしたちは、人が集まった時には誰でもすること（飲んだり食べたりしながらのおしゃべりなど）をするだけです。唯一、違うかも知れないのは、その際の会話がどんなものであっても、その背景、あるいは、その前面に、セスの語る数々の概念を心得ているのがはっきりと感じられることです。また、時には（そうした概念が直接）テーマになることもあり得ます。わたしが知っているかぎり、ニューヨークのセスファンが正式に開催しているセスファンの集いもありません。それでも、わたしたちが集まったときは、相手にセスの概念を「教える」必要はありません。みんな、大抵のことは知っているからです。みんなの人生が発展し、（各自が）成長、変化していく様子や、それぞれがセスというバックグラウンドをもって物事に対応する様子を見るのは、おもしろいものです。