Seth Network Japan
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セス・ガイド

── 作家ジェーン・ロバーツとセスを紹介するオンライン・ブック ──

マサ(Web ネーム)

第1章 イントロ

はじめに

 これはアメリカの女性作家、故ジェーン・ロバーツ、そしてセスという存在を紹介するオンライン・ブックです(以下、「本書」)。ジェーン・ロバーツの本、日本では 2020 年 7 月現在、ナチュラルスピリット社から「セスは語る」、「個人的現実の本質」、「セス・マテリアル」の 3 冊が出版されています。本書の訳は文体も訳語も日本語版のセス関連書籍とは異なることをご承知おきください。以下では、断り書きのないかぎり、引用文の原著者はジェーン・ロバーツ、訳注は訳文中に直接、カッコを入れ、緑色で表すこととします。また、本書では基本的に人名は敬称略とさせていただきます。

早い話が…

ジェーン・ロバーツ
ジェーン・ロバーツ。「Seth Speaks 」­(Bantam Books 社版)より

 セスとは、ジェーン・ロバーツを通してメッセージを伝えたとされる「存在」です。人によっては、セスという「霊」がロバーツという「チャネラー」または「霊媒」を通して話をしたと言えばわかりやすいかもしれませんが、そうすると「引く」人smileyが、かなり出てくることでしょう。セスとはロバーツの潜在意識、または人格が分離したものとする捉え方もあります。

 実際、ロバーツ本人も、セスのメッセージを伝え始めたころはどう捉えたらいいのか、かなり困惑したようです。


 わたしにとっては、セスが実際に死後も生きている存在であるという可能性を認めるだけでも知的自殺に等しいことでした。ですから、わたしの最初の本の中には、わたしがセスのことを本当に彼(セス)の言うとおりの存在だと思っているとは、どこにも書いてありません ── 彼は自分のことを「もう物質的な現実世界を活動の中心とはしていない、根源的エネルギー存在」と言うのです ──。そのかわり、わたしはこういった存在について、一方では心理学者や超心理学者の、もう一方では降霊術者などの書いた、さまざまな解説を調べました。

「セス資料」(The Seth Material)著者まえがき より


 ある日、いわゆる自動書記(自動筆記)を経験したことがきっかけで、ロバーツは超能力というものを調べながら、それについて本を書いてみようと思い立ちます。夫と一緒にまず試してみたのは「ウィジャ・ボード」と呼ばれる西洋版こっくりさんでした(写真参照。「ウィージー・ボード」、「ウィジャ盤」とも呼ばれます。ちなみに「ウィジャ・ボード」(Ouija board)という名前はフランス語の“Oui”、ドイツ語の“Ja”(どちらも「はい」、“Yes”の意)から来ているようですが、“Ouija”という言葉は商標だそうです)。

ウィジャ・ボード
ウィジャ・ボードと指示盤

 これは、ボードの上に置いたハート形の指示盤に手を載せて質問をすると、指示盤が動いて回答がつづり出されるというものです。夫妻の行なった実験では、最初、意味の通じる答えは得られなかったのが、回を重ねるごとに対話として成り立つようになっていきます。やがてロバーツは、指示盤が答えをつづっている最中に、その内容がわかることに気がつきます。2週間ほど実験を続けるうちに、彼女はボードを使わずメッセージを直接話すようになり、それを夫が書き留めました。こうしてできあがったのがセスの本です。

 こんな話を聞いたら大抵の人は信じられないでしょう。そもそも、こうした現象自体、ロバーツが自分の意思で指示盤を動かしたり話したりすれば、外見上は成立することです。本当だとしても「常識」では説明できないことなので、そうした理由でセスの本全体を否定する人がいるのは、ごく自然なことです。しかし、下世話な話になりますが、1970 年に「セス資料」が世に出て以来、セスの本は販売部数が数百万部に達したベストセラーであり、15 カ国語に翻訳されて今日でも各国で売れ続けている超ロングセラーであることも事実です。本というものは出来上がった経緯が変わっているというだけで、そこまで売れるようなものではありません(正直、それだけ売れるんだったら、わたしだって口述筆記でも自動筆記でもやりたいですsmiley)。書いたのがロバーツ本人であろうとロバーツ以外の誰かであろうと、理由なしにそれだけ大きなヒットとなることはないでしょう。試しに「セス資料」の一節をご覧ください。ただ、「一節」と言っても数ページあるので、長く感じられる方は飛ばして次の章へ進まれても構いません…。