Seth Network Japan
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エクササイズ - 自分を愛する

個人的現実の本質
セッション 676

マサ 訳

 こんばんは。
 (「こんばんは、セス」)

 口述だ。自敬自愛の念があれば、君達は自分の進む道を信頼するだろう。

 自分の今いる境遇がどんなものであろうと、君達はそれを自分の歩む道の一部として受け入れるだろうし、そこからは、自分の必要とする、あらゆる創造的な要素が生まれ出てくる可能性のあることがわかるだろう。君達が自分自身であり、そっくりそのままの自分を信頼すれば、それは即、他の人々を助けることにもなるのだ。(逆に)自分自身の感情を怖れ、今、感じているのは自分が「ネガティブ」だと考えている気分だということに気づく度にうろたえているのだとしたら、そんな状態で「自分は価値のある人間だ。わたしは自分自身を信じ、そっくりそのままの自分を信頼している」などと自己暗示を繰り返したところで、そうそう役に立つものではない。

 恋人達は愛しい相手の中に「理想のパートナー」を見出しながらも、その相手に不完全な部分、理想からずれた部分があることは重々承知しているものだ。だから、君達も同じように、自分自身を愛し、自分が短所だと思っている数々のポイントは、より完全になっていくための模索手段だということに気づきなさい。自分を愛すると同時に自分の中を流れる感情を嫌うなどということはできない。君達は感情ではないわけだが、感情と自分を同一視することがあまりに多いので、感情を憎むということは君達自身を憎むことになるからだ。

 自分の意識的な頭脳とその論理的思考を使うんだ。自分には価値がないのだと自分が感じていることに気づいたら、ただ、その上にもっとポジティブな観念を宛(あてが)おうとするのではなく、まず、そう感じている数々の理由を見つけることだ。もし、まだやっていない場合は、自分をどう思っているのか、自分自身の気持ちを書き出してみなさい。あくまでも包み隠さず正直にだ。誰か他の人が同じ理由で君のところに来たとしたら、君は(その人に)何と言うだろうか?

 (それができたら)自分の書き出したことをよく調べてみなさい。(そこには)いくつもの観念が一つのまとまりとして関わっているのを理解することだ。自分には価値がないと信じることと実際に価値がないこととは違うのだ。

 (9 時 46 分)そうしたら、(今度は)自分の才能や達成してきた事柄のリストを書いてみること。これには、人と仲良くやっていける、容貌(ルックス)がいい、動物や植物とうまくつきあえる、大工仕事や料理が得意だといったような点まで含めるように。君達がさっき、ほんの些細(ささい)な「短所」まで書き記したのと同じくらい率直に、どんな能力もどんな功績も書き留めるのだ。

 この世に生きる人間で、自分なりのクリエイティブな才能、功績、卓越した特長のない者などいない。だから、ここまでに挙げた手順に従えば、君達は自分が本当に価値のある人間だということに気づくだろう。