Seth Network Japan
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意識と形態

セス、夢、そして意識の投射
(第 19 章「夢の状態からの幽体離脱体験」より)

マサ 訳

(最初の段落のみ、ロバーツの解説)

 わたしが心霊(ESP)クラスを開くようになると、クラスの中には独自に実験を始める生徒達も出てきました。その記録の中からいくつかの例をご紹介する前に、そのころ、セスが投射(プロジェクション。幽体/体外離脱)について語った資料をご覧ください。離脱時の解説や役に立つ知識、離脱した時に自分がいることになるかもしれない、さまざまな現実界の描写などが語られています。


“夢の中の身体”

(セッション 261 1966/05/23)

 幽体離脱の体験では、もちろん、実際のところ、君達には通常、身体らしき形があるだろう。それは必要不可欠なカムフラージュだ。というのも、君達はまだ、何らかの身体なしには自分を自分と捉えることができないからだ。それ故、そうした姿で投射することになるわけだが、それは君達の能力によって違ってくる。また、その姿がなければ、君達は実際、途方に暮れてしまうことだろう。その形態自体は重要ではないのだが、君達の体験している次元に関することを君達に伝えられるのだ。

 夢の中の身体は(いくつもの種類がある中で)君達が一番、馴染んでいるもので、「幽体」astral body、星状体、星気体とも)と呼ばれてきた。幽体をまとっていると、自分に肉体があるような感じがするが、「普通」ではできないようなこともできる。例えば、宙に浮かぶといったようなことだ。もっとも、一般には、この幽体で壁を通り抜けたりすることはない。君達が通常の夢で使うのは、この身体だ。宙に浮くことはできるものの、基本的に限られた範囲での話だ。

 (これとは)違う次元に入ると身体形態の能力は変わる。実質的に別の形態だ。ここでは、これを「精神形態mind form」と呼ぼう。外見上はまだ肉体と似たような姿をしているが、物質を通り抜けることができる。宙に浮くこともずっと自由にできるようになるし、太陽系を旅することもできるのだが、それ以上は進めない。

 最初に挙げた形態(幽体)では、一定枠の中で過去、現在、未来を知覚できるが、次の形態では、その知覚能力が増し、意識の範囲が拡張される。君達が他の者達と夢の中で待ち合わせする場合に使うことになるのが、この2番目の形態だ。

 3番目は「真投射形態true projection form」とでも呼ぶのがいいだろう。その形態では君達の太陽系を超えて旅行できるし、君達自身のだけではなく、他の系(システム)の過去、現在、未来を知覚することもできる。しかし、君達の利用する、この様々な形態によって君達の経験が左右されることはない。ある形態で始めて別の形態へと変わったり、最初のから3番目のへと移行したりして構わないわけだ。そういった場合、(戻る際には)逆方向に(逆の順序で)通り抜けなくてはならない。こうした形態は単に意識の段階を示しているに過ぎない。