Seth Network Japan
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 さて、少し待ってくれ…。同じ話の繰り返しになるのを覚悟で言うが、(大きな声で)君達は安全な世界に生きている。繰り返しを覚悟で言うが、(僕(バッツ)に向かって)君が(大きな声で)これ以上、曖昧(あいまい)な言葉遣いをする(自分自身をごまかす)こともできない。自分は(今)苦しい時期にいるのだと感じたら、それは自分が安全であることを信用していないために生じている。安全な世界と安全でない世界の両方に生きることはできない。どちらかを丸ごと選ばなくてはならないのだ。

 安全な世界を選ぶと実際、気づくことになるだろうが、以前からの習癖となっている概念、想念、観念がつきまとってくるものだ。それらは安全でない世界に属していたものであり、「あちら」では充分、意味を成(な)していたし、今でも成している。「所属先」を替えて(安全な世界に生きることに決めて)から時々、こうした感覚に遭遇し、多少の違いこそあれ、それらが常に(自分は)不安定感であるときは自分に向かってこう認めなさい。「そうした感覚は安全でない世界でこそ意味を成していたが、安全な世界のものではない」と。それらの感覚(概念、想念、観念)は文字どおり「無意味」なのだ。

 (10 時 15 分)君達の身体は不安定感に反応して「後退(あとずさ)り」する。その度合いも僅(わず)かだったり(常にではなく)時々だったり、あるいは頑として執拗(しつよう)にだったりと様々だ。君(バッツ)の身体でも他の誰の身体でもそうだ。自分は脅威に晒(さら)された状態で生きているのだと本当に信じているかぎり、それは続く。

 ルバートは最近こんな(自己)暗示を使った:「無限の知性を備えた存在がわたしを導き、わたしがどこへ行こうとも案内してくれる」。この言葉が意味していることを完全に理解したなら、君達は本当に安全な世界生き、体験することだろう。君(バッツ)の持っている振り子(ペンデュラム)は君がどんな困難にあったとしても、その具体的な理由を教えてくれるだろう。その理由こそ毎回、異なるだろうが、世界は自分に敵対しているのだと君が信じていれば、その程度に(かか)わらず、その理由の背後には常に、君の抱いている不安定感が存在する。世界は放っておけば君達と共に機能するし、君達は自分の冒険にとって協力的なあらゆる状況を自分自身の許(もと)へ引き寄せるのだ。