Seth Network Japan
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安全な世界

個人的セッション集 第3巻
削除されたセッション 1975/09/29

マサ 訳

 (9 時 55 分)少し待ってくれ…。肉体の中では様々な度合いの圧力(血圧、眼圧など)が臓器や関節などを維持している。(その度合いが)少しでも変わるとそれが体内の圧力に反映される。(数時間ほど前から身体の血行がよくなった感じがしていたロバーツの)循環機能がよくなったことで実際に筋肉や関節への負担が和らいでいる。今晩(わずか)数時間で解消した(身体の問題)のは1年半かかって(ジワジワと)進行してきたものだ。それはもちろん、ちょうど動かすのに支障が出ている部位にあたる。身体を動かせる許容範囲について、ルバートには無意識のレベルで素晴らしい知識がある。今や適切に解放された内部の繋がりは外から見た動きにはっきりと現れている。

 足の中にある何の変哲もない、ちっぽけな「知られざる」筋肉(存在することはわかっていたとしても役割が知られていない筋肉)をほぐすと、正に必要な順序で肩にある別の筋肉が起動され、それが例えば他の場所にある関節への刺激として働くというようなことがある。ルバートはそうした感覚をいくつも知っているので自分の身体がどういう風に機能しているのか、いくらか自覚できるようになることだろう。また、今後は身体の状態をもっと意識的につかめるようになるだろう。各部位がほぐれた今、彼は(仕組みが)わかったので思わず(身体の状態を)監視しているところだ。身体的な感覚が大事な情報データとして如何に役立つか、彼は理解するだろう。

 これは全て、君達が実際に安全な世界a safe universe。この場合“universe”は「宇宙」というよりも非物質的な世界まで含めた「わたしたちの活動圏全体」と考えられる)に生きているのだということをルバートが理解し始めたために起こっていることだ。(彼の)身体の状態は私が前回こうなっていくであろうと話したとおりのコースを正確に辿(たど)った。そうなると、これまでどおりのパターンに従って引き続き快復していくことが期待できる。筋肉や関節への負担が和らいだことで、まず楽に動いたり歩いたりできるようになるだろう。すなわち、体内にそれまで生じていた「不協和音」がなくなるということだ。

 今回、活性化された筋肉が優性になっていくにつれて、身体は徐々に姿勢を正していくだろう(精神的な姿勢ではなく文字どおりの意味)。活性化されてもまだ適切に機能していない箇所もいくつかあるが、これまでの流れに沿って正しく機能するようになっていくことだろう。それは他の部位と連結しているいくつもの小さな範囲で(今は)ただ、再び一緒に機能することを「学習」しているところだ。(次のページへ続く)