Seth Network Japan
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 そうなると、為(な)すべきは始めからやり直すことだ。やり直すのは本当に充分、可能だ。というのも、君達は自分が親密に馴染んだ素材に取り組むことになるからだ。それは即(すなわ)ち、自分達の想念、感情、そして観念だ。

 勿論(もちろん)、現在のポジションからスタートしなくてはならない。ただ、我々がここで提案しようとしている類の新しい前提と共にとことん努力し続ければ、自分のポジションを大きく改善できない人間などいない。まだ、世間における経験では顕著に見られないものの、それらの概念は既に現在でもある程度、存在している。

 休憩を取って、しばらくしたら、また始めよう。

 (4 時 35 分。(バッツ氏の注釈があるが、長いので省略)

 この代替的な思考方法は生物学的にも要を得ている。というのも、特定の観念や概念が健康と生命力を促進する一方で、他の観念、概念がそれらを妨げるからだが、それは今や明らかだろう。

 これらの概念は、自然の、そして生命自体のあらゆる部分に備わる感情的な姿勢を解釈したものだ。それらはどんな薬にも勝る。また、その形態に拘(かか)わらず、あらゆる種類の生命にとって、その価値を達成する表現を促進するのだ。

 口述、終了。

 (4 時 47 分)これは本書の第一部における最後の章だ。第一部のタイトルは「ジレンマ」とする。次の章を始める時、それは第二部における最初の章になる。そのタイトルは「やり直し」としよう。

 私の言っていることは本当に可能であり、その見込みは充分にあるのだと君達二人に念を押しておきたい。ピリオド。

 ルバートは自分がいる現在のポジションからスタートするといい。一人一人が手近にある状況から始めなくてはならないからだ。パワーの基点The point of powerは現在にある。
 では、君達に素晴らしい午後を。
 (「さようなら、セス。ありがとう」午後 4 時 50 分)